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エアコン移設

引越しでエアコンを移設するときに確認するポイント

引越しでエアコンを持っていく場合、本体を運ぶだけでは済みません。取り外しと設置という2つの工事が必要で、それぞれの日程を引越しの前後に組み込む必要があります。

この記事では、引越しに合わせた移設の段取りと、事前に確認しておきたい項目を説明します。段取りを間違えると、新居でしばらくエアコンが使えないという状況になりかねません。

全体の段取りを先に決める

移設は「取り外し」「運搬」「設置」の3つで構成されます。この順番と日程を、引越しのスケジュールに合わせて決めます。

よくある進め方は2つあります。ひとつは、引越しの数日前に取り外し、引越し後に設置する方法です。もうひとつは、取り外しと設置を同じ日に行う方法です。

日を分ける場合

取り外し日と設置日を分けると、それぞれの日程に余裕を持たせられます。引越し当日は荷物の搬出入で慌ただしくなるため、エアコン工事を別日にすると落ち着いて作業できます。

一方で、取り外した機器を保管する必要があります。室内機は雨と埃を避けられる場所へ置いてください。引越し荷物と一緒に運ぶ場合は、引越し業者に「エアコンを含む」ことを伝えておく必要があります。

同日に行う場合

取り外しから設置までを一日で済ませれば、保管の必要がありません。移設元と移設先が近い場合に選びやすい方法です。

ただし、移設先の条件によっては設置に時間がかかることがあります。穴あけが必要な場合、電気工事が必要な場合、室外機を壁掛けにする場合などは、一日で収まらない可能性があります。事前の確認が重要になります。

真夏や真冬は工事の依頼が集中します。引越しの日程が決まった段階で早めにご相談いただくと、希望日での調整がしやすくなります。

移設元で確認しておくこと

取り外す側で見ておきたいのは、次の点です。

  • エアコンが正常に動作するか(ポンプダウンには運転できる状態が必要です)
  • 室外機の設置方法(ベランダ・地面・壁掛け・屋根置き)と、下ろす際の作業スペース
  • 壁穴の処理をどこまで行うか(賃貸の場合は原状回復の範囲を確認)
  • 化粧カバーや支持金具を撤去するかどうか
  • 退去日から逆算した作業可能な期間

賃貸物件では原状回復の範囲を確認する

自分で取り付けたエアコンを外す場合、配管穴と据付板のビス穴が残ります。これをどこまで戻す必要があるかは、契約内容によって変わります。

穴をキャップで塞ぐだけでよいのか、パテで埋めるのか、クロスの補修まで求められるのか。管理会社や大家さんに確認しておくと、工事の内容を決めやすくなります。

逆に、備え付けのエアコンを勝手に外すことはできません。自分が設置したものかどうかを確認してから進めてください。

移設先で確認しておくこと

移設先の条件は、移設できるかどうかを直接左右します。内見のときに見ておくと、あとの判断が楽になります。

  • エアコン用コンセントの位置と形状(100Vか200Vか)
  • 専用回路になっているか(分電盤のラベルで確認できる場合があります)
  • 配管を通す穴があるか、なければ開けられる壁か
  • 室外機を置ける場所と、そこまでの距離
  • 室内機を付けたい壁の幅と、天井までの距離
  • 賃貸の場合、外壁への穴あけが認められているか

配管の長さが足りるかを距離で見る

移設で最もつまずきやすいのが配管の長さです。今使っている配管は、移設元の条件に合わせた長さになっています。移設先で距離が伸びれば足りません。

室内機を付けたい壁から、室外機を置く場所まで、おおよその距離を測ってみてください。4メートル以内であれば多くの場合足りますが、階を跨ぐ場合や壁を回す場合は超えます。

足りない場合は配管の継ぎ足しか引き直しになります。継ぎ目を増やさないほうが確実なため、距離が大きく変わる場合は引き直しをご提案することがあります。

機器の保管で気をつけること

取り外しから設置までの間、機器を保管する場合の注意点です。

室内機は、内部に水が残っていることがあるため、養生した状態で水平に近い姿勢で置きます。雨に当たる場所、直射日光が当たる場所は避けてください。埃の多い場所も、内部に入り込むため適しません。

室外機は屋外に置いても構いませんが、雨水が電装部に直接入らないよう、上面を覆っておくと安心です。倒れない場所に置いてください。

配管は両端を塞いだ状態で受け取ります。この封を開けないでください。開いていると内部に湿気が入り、再設置時の真空引きに時間がかかるうえ、機器に影響します。

引越し業者との役割分担

エアコンの移設を引越し業者に依頼する場合も、実際の工事は提携している工事業者が行うことが多いです。どちらに頼むかで工事内容が変わるわけではありませんが、進め方に違いがあります。

引越し業者にまとめて頼む利点は、日程の調整が一本化されることです。一方、工事店へ直接依頼する利点は、移設先の条件を事前に細かく相談できることです。特に電圧が変わる、配管の引き直しが必要といった条件がある場合、直接やりとりできると判断が早くなります。

取り外した機器を引越し荷物として運ぶ場合は、引越し業者にエアコンが含まれることを事前に伝えておいてください。

当日までに用意しておくと役立つもの

  • エアコンの型番(室内機の銘板シールに記載)と使用年数
  • 移設元・移設先それぞれの住所と階数
  • 移設元の室内機・室外機の設置状況が分かる写真
  • 移設先のコンセントと分電盤の写真
  • 移設先で室外機を置きたい場所の写真
  • 退去日と入居日

よくある段取りのつまずき

移設先の電圧が違っていた

200V機種を移設したが、新居のコンセントが100Vだったというケースです。電気工事で対応できますが、費用と時間が追加されます。内見時にコンセントの形を写真に撮っておけば、事前に分かります。

取り外し前にエアコンが動かなくなっていた

長く使っていない部屋のエアコンで起こります。ポンプダウンができないため、冷媒の回収に別の対応が必要になります。取り外しの前に一度運転して、動くことを確認しておくと安心です。

穴あけの許可が取れていなかった

賃貸の集合住宅で、外壁への穴あけが認められていなかったケースです。契約前、あるいは入居前に管理会社へ確認しておく必要があります。

真夏・真冬に依頼が間に合わなかった

エアコン工事は季節による繁閑の差が大きい仕事です。引越しシーズンと重なる時期は特に混み合います。日程が決まった時点でご相談いただくのが確実です。

まとめ

引越しでの移設は、取り外し・運搬・設置の3段階を引越しの日程に組み込む作業です。移設元では動作状態と壁穴の扱い、移設先では電圧・配管経路・室外機の置き場所を確認します。

移設先の内見のときにコンセントと室外機の置き場所を写真に撮っておくと、事前の判断がかなり進みます。日程が決まった段階でご相談ください。

この記事に関するよくある質問

引越し当日にエアコン工事もできますか。

移設元と移設先が近く、移設先の条件が揃っている場合は同日でも可能です。ただし引越し当日は荷物の搬出入で作業スペースが確保しにくく、時間の見通しも立てづらくなります。日を分けたほうが落ち着いて作業できます。

新居に着いてからエアコンが使えるまで、どのくらいかかりますか。

設置工事が完了すればその日から使えます。日程を分ける場合は、設置日を入居後の早い時期に組んでおくとよいでしょう。真夏や真冬は依頼が集中するため、早めの相談をおすすめします。

移設元の壁の穴はどうなりますか。

ご希望に応じて、キャップやパテで処理します。賃貸物件では原状回復の範囲が契約によって決まっているため、管理会社に確認したうえでご指示ください。処理の範囲によって作業内容が変わります。

この記事について

監修
3Peace 代表 面出 洋平
所在地
広島県広島市西区己斐上4丁目36-18
公開日

この記事は、広島市西区己斐上でエアコン工事を行う3Peaceが、実際の施工で確認している内容をもとに作成しています。 現場の条件によって適切な方法は変わるため、個別の判断は状況を確認したうえでご案内します。

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